- 買ったはいいけど、サイズがあわなくて使えない!
- 大学生の一人暮らしにはどのくらいの容量の家電がいいんだろう?
- 家電はネットで買うべきか、現地で買うべきか?
大学生が一人暮らしを始めるには、部屋探しはもちろん大事ですが、家電選びも大事になってきます。
まずそもそも一人暮らしにどのような家電が必要になるのかもよく分からない方もいると思うので、今回の記事では大学生の一人暮らし向けの家電をご紹介していきます。
一人暮らし向けの家電選びのポイント
大学生や単身赴任の一人暮らしであれば、よっぽど大きな冷蔵庫を必要とすることはありませんし、アイロンを当てないのであればアイロンは不必要となります。
不必要なものまで購入してしまうと、ただでさえ狭い部屋をどんどん圧迫していく結果になります。
現役大学生が通常、所有している家電から紹介していきますね!
また、家電を購入する上で採寸は必須です!
お部屋探しの際は、不動産会社にお部屋の間取り、図面をもらってサイズを測って帰るようにしましょう。
スケールは案内担当の方が持っているので忘れた場合でも大丈夫です。
冷蔵庫
出典:Panasonic パーソナル冷蔵庫 NR-B146Wシリーズ
必須とはいえ、大容量なモデルは必要ありません。むしろ大学生向け物件には配置が出来ませんので選択肢から外しましょう。
また、物件によってはミニ冷蔵庫がついている物件がありますが、冷凍食品もまともに入らないような冷蔵庫なので生活する上では非力です。
費用はかかりますが、まともな冷蔵庫の購入を検討しましょう。
自炊する、しないに関わらず、機能性も考えて146L容量程度の冷蔵庫がおすすめです。
近年の146L冷蔵庫であれば霜取り機能はもちろん、LED照明や省エネ、耐熱トップテーブルといった機能も備えているのでこのサイズを購入するのであれば冷蔵庫の寸法だけ気にすれば大丈夫です。
ただ、この146L程度の冷蔵庫もギリギリ入らないというお部屋も中には存在するので、そうなれば120L容量の冷蔵庫になります。
実際、自炊しなければ120Lで事足りるかもしれませんが、霜とり機能がない冷蔵庫もあったりしてくるのでそうなるとメンテが必要になってきます。
また、国内製、外国製、いずれであってもサイズも変わらなければ電気代も差ほど変わりませんので、寸法以外のところであまり悩むところはありません。
また、設置する際には背面を壁にぴったりつけることはやめましょう。省エネ冷蔵庫であっても放熱が悪くなり、冷えが悪くなります。
背面を壁から5cm程度手前に出すようにすれば基本的には大丈夫です。
新品冷蔵庫の価格相場は20,000円前半~40,000円代です。
冷蔵庫の詳細についてはこちらもどうぞ!
もっと深掘りして解説しています。
※ 当記事にはプロモーションが含まれています生活する上で必須である冷蔵庫。大学生でも、さすがに「冷蔵庫は要らない」なんていう人はいないでしょう!ただ、いざ買おうと思うとどんな冷蔵庫がいいのか迷ってる方が多いと思います。[…]
耐熱トップテーブル?
文字通り、熱に強い天板のことです。
大学生のお部屋には、食器棚(キッチンボード)を設置するような余裕もないため、冷蔵庫の上には、オーブンレンジやオーブンを置いたりすることが多いです。
あまりに安い冷蔵庫の場合、耐熱でないことがありますが、近年の冷蔵庫ではあまり見かけません。
洗濯機
出典:東芝 AW-5GA2
大学生の一人暮らしであれば、ステンレス層の4.5KGサイズの洗濯機がおすすめです。
若干でもカビの発生を防ぐことが出来ます。
布団を頻繁に洗うとなれば大きな洗濯槽が必要ですが、布団はお金はかかってもクリーニングに出しましょう!
また、ある程度大きな洗濯機でも通常物件に設置してある洗濯パン(防水パン)の上には設置出来るので問題ありません。
稀に乾燥までさせたいという目的(特に女の子が多い)で、ドラム式洗濯機を設置される方がいますが、その場合は下記の2点に注意しましょう。
- 洗濯機置き場までにあるドア幅を確認
- そのドラム式洗濯機は右開きか左開きかを確認
洗濯機置き場までにあるドア幅を確認
ドラム式洗濯機では通常600mm以上の幅がありますが、稀に脱衣所のドア幅が600mmを切っているところがあります。
そうなるとそのドアをくぐることが出来ないため、そもそも設置することが出来ません。
そもそもが高いドラム式洗濯機、採寸せずにこうなったら目も当てられません。。
そのドラム式洗濯機は右開きか左開きかを確認
ドア開閉の向きを確認しておかないと大変に使いづらい状況が発生しえます。
よくあるのが、内見時「あ、こっち開きね。」と理解して購入したが、いざ部屋に入居したら間取りが反転タイプで逆だった、というケースです。
電子レンジ(電子オーブンレンジ)
電子レンジも入居当日から役立つ家電の一つですね。
冷凍食品をはじめ、ビオラル(ライフ系スーパー)などを代表して電子レンジで調理が完結する食品を出すスーパーなどが増えています。
このように上手に活用することで食費を抑えることが出来る電子レンジなので、少々値段ははってもオーブン付き電子レンジ(電子オーブンレンジ)をおすすめします。
近年では電子レンジも進化し、かなり値段の張るものが増えましたが一人暮らしではそこまでは不要なはずです。
最高出力も1000Wあれば十分なので、どれだけ高くても20,000円程度のものが無難です。
電子レンジを使うとブレーカーが落ちる!
構造上、電力や回路が間に合ってない部屋の可能性が高いです。
毎回落ちるならば問題外です。
まずは不動産会社に連絡するしかありません。
対応するかしないかは不動産会社、もしくは家主次第ですが、よく計算していない無理なリフォームをした部屋にありがちです。
再工事となれば壁に穴を空けたり、クロスの張り替えなどホコリがたつ案件ですが、まだ数年住む予定であり、やってくれるのであればやってもらいましょう。
購入が必要になる物件もある家電
近年ではおおよそ設備としてついていることが増えましたが、最近でもたまについてない部屋があります。
地方では標準でついていることが増えましたが、都心部ではついていないことがあるので契約時に確認しておきましょう。
また、入居がなかなか決まってなさそうだなぁと判断出来た場合は、「エアコンをつけてくれたらここに決めます!」と言えば、相談にのってくれることがあるので、積極的にアプローチしてみるのもありです。
エアコン
エアコンが設備としてない部屋があります。
交渉もうまくいかなかった場合は、自費での設置になります。
大学生向け物件では、6帖~8帖程度なので2.5kW程度のエアコンで基本的には大丈夫です。
10帖の部屋だった場合は2.5kWでは足らない可能性があるので2.8kWを購入しましょう。
3.6kWなどは即冷えますが、明らかに過剰設備です。そのようなものはつける必要はありません。
エアコンについては、ネットで買えば本体自体は安くあがりますが、値段だけで購入しまうと失敗することが極端に多いです。
ですので、引越先の近場にある家電量販店でエアコンに対して正しい知識を持っている営業さんに相談してみてから購入、工事~設置までお願いしてみても良いでしょう。
安いエアコンをつけるとどうなる?
共通して言えることは冷房においては多少能力が低いエアコンでも時間をかければ部屋は冷えます。
しかし、能力が低いと暖房においては時間をどれだけかけても部屋が温まることはありません。
これはメーカーうんぬんの問題ではなく、パワーの問題になります。
また、学生物件だけではなく、賃貸アパートでは灯油を使うファンヒーターや石油ストーブは基本的には禁止されているので、冬は基本的にはエアコン、もしくはハロゲンヒーターなどを使用して過ごすことになります。
昔ほど継続的に寒い冬は来なくなったとはいえ、冬を暖かく過ごすためにはそれなりのエアコンが必要になるということを頭に入れておきましょう。
6帖~8帖部屋で2.5kW以上、それ以上であれば2.8kW以上の設置をお勧めします。
なので、仮にエアコンが最初から付いていたとしても、パワーが2.2kWなどであるととても寒い冬を迎えることになります。
設備エアコンの目安
これは筆者の参考値に過ぎませんが、基本的には良いリフォームがされているお部屋であれば極端に非力なエアコンがついていることは稀です。
モニターフォンがついて、温水洗浄便座がついて、姿見があって、長押フックもあって設備がしっかりしている。。
そのようなお部屋は当然家賃は相場より若干上にはなるでしょうが、そのような物件には大抵必要最低限以上のエアコンがついているというのが常です。
あまり大きくリフォームされた感じはしないけど、エアコンだけ新品。なんていうお部屋の場合は、エアコンに貼ってあるラベルを見てみましょう。
安いエアコンはやっぱり安いエアコンで、暑い日などが続くとエアコンの冷房はフル稼働して部屋を冷まそうとしますし、外が寒ければその逆になります。
つまり、エアコンがフル稼働では電気を多く使うきっかけとなるので電気代がかさむ結果となります。
照明器具
「この部屋、電気ないけど!!なんでないのよ!」という方も極稀にいます。。
照明器具がついていることは当たり前ではありません。
大手ハウスメーカーの物件であれば地方であっても付いてないことが多いです。
ガスコンロ(卓上型)
少し広いキッチンがある場合でガスコンロがない場合があります。
あった場合は設備かどうかを確認しておきましょう。
ひょっとしたら前入居者さんの置き土産の可能性もあります。
この場合、そのまま使用しても大丈夫ですが壊れた際などには補償されないことを頭に入れておきましょう。
台が明らかに狭い場合はさておき、56cm、60cmサイズのガスコンロがあるのでこちらも事前にサイズを測っておきましょう。
ガスコンロ購入時の注意点
ガスコンロ購入時の注意点はいくつかあります。
- 来ているガスの種類を事前に確認しておく
- 壁がどちらに付いているかを確認しておく
来ているガスの種類を事前に確認しておく
物件に来ているガスの種類が都市ガスか、LPガス(プロパン)かを事前に確認しておきましょう。
内見時の物件概要やパンフレットにも記載がありますし、不動産会社スタッフに聞けばすぐ教えてくれます。
万が一、間違えて購入してしまったら絶対に使用してはいけません。
ガスコンロが故障するだけならまだ良いですが、爆発着火でやけどを負うってしまったり、不完全燃焼を起こし一酸化炭素中毒になる危険性があります。
壁がどちらに付いているかを確認しておく
事前に壁がどちら側かを確認しておきましょう。
内見した部屋と別の部屋に入居する場合、間取りが反転していると壁も反転します。
ガスコンロは右、左のどちらかが強火力となりますが、壁とは反対側に強火力コンロが来るものを購入してください。
一人暮らしでもあると便利な家電
電気ケトル
ポットを考えるお母さんはいますが、ポットは常時保温するため、電気代がかかります。
一時的に、お湯を沸かすだけであれば圧倒的に速いのが電気ケトルで、安いものは1200円の低価格から手に入りますし一人暮らしでは、単にお湯を沸かす機能だけで十分です。
カップラーメンを食べたい時、スープを飲みたい時、コーヒーを飲みたい時などわずか数分で熱湯が準備出来ますね。
ドライヤー
ドライヤーは女子のみならず、男子にもあると当然便利です。ドライヤーもピンキリですが、あまりに安いドライヤーを購入してしまうと風量が弱く、なかなか髪が乾きません。
また学生物件では、あまりに消費電力の多いドライヤーを買ってしまうと、ブレーカーが落ちる可能性もありますので注意しましょう。目安として1200W程度までに抑えておけば問題ないと言えます。
除湿器
すべての物件に必要であるとは言えませんが、RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)に住まわれる予定で、窓を閉め切って生活する場合、特に梅雨の時期はカビが発生し、クロスや衣類に付着していきます。
またWIC(ウォークインクローゼット)があるようなお部屋であっても、WICに換気扇は通常ありませんから思っているよりもカビが発生します。
そんな時に頼りになるのが除湿器です。
基本的な性能を持つ除湿器でかまいません。
掃除機
部屋が狭いのに、そんな掃除するとこなんかないよ。って方もいれば、部屋が狭いのに大きな掃除機を置くところがない。という方が大半。
大学生のお部屋では、場所をとらないコードレス掃除機で十分です。
一般家庭で使用するにはすぐにバッテリーが切れてしまい、使い勝手の悪いコードレス掃除機ですが、大学生や単身の方にはこれで十分です。
サーキュレーター
扇風機と似ていますが、扇風機よりも小さなプロペラのついた送風機のことです。
これらは役割に違いがあり、扇風機は涼しくするために使用します。一方で、サーキュレーターは空気自体を循環させる目的で使用します。
例えばロフトがある部屋を選んだ場合、夏のロフトははっきりいって暑いです。
ロフトの高さ的に扇風機を設置することが出来ません。
下に設置した場合、扇風機ではロフト上にその風を送ることは出来ませんが、サーキュレーターであれば下に設置した場合でもロフトに風を送ることが出来ます。
なので、ロフトがある部屋を選び、さらにロフトで寝るような計画を立てている場合にはサーキュレーターはあったほうがよいと言える家電の一つです。