「バス・トイレ別」とは、浴室とトイレがそれぞれ独立した空間に設置されている間取りのことです。
日本の賃貸住宅やマンションでは、「バス・トイレ一緒」つまり3点ユニットの物件もありますが、バス・トイレ別の物件はプライバシーや快適性を重視する方に人気があります。
部屋探しの際、セパレートという言葉があれば、バストイレ別という意味です。
バス・トイレ別の特徴
独立した空間
浴室とトイレが分かれているため、それぞれが独立した空間として利用できます。
3点ユニットとは違い、入浴中に、他の人がトイレを使用したい場合でも、両方の機能を同時に使えます。
間取りに影響
バス・トイレ別の物件では、ユニットバスよりも広めの間取りが求められるため、比較的広い物件で採用されることが多いです。
清潔感
トイレと浴室を分けることで、湿気がトイレ側に伝わりにくくなり、清潔感が保ちやすいです。
バス・トイレ別のメリット
使い勝手が良い
入浴中にトイレを使用したい場合や、複数人で住む場合には必須な条件でしょう。
一人が浴室を使っていても、もう一人がトイレを利用できます。
清潔感の向上
トイレと浴室が分かれているため、湿気によるトイレのカビや匂いの発生が抑えられます。
衛生面でも好まれる仕様です。
プライバシーの確保
特に来客時、トイレと浴室が別になっていると気まずさが軽減されます。
また、家族やルームシェアの場合にも便利です。
快適なバスタイム
独立した浴室は広さや設備が充実していることが多く、浴槽を広々と使えるため、入浴時間を快適に過ごせます。
リセールバリューが高い
バス・トイレ別の物件は賃貸市場や中古物件市場で需要が高いです。
その反面、3点ユニットであれば投資目的であっても売りづらいです。
バス・トイレ別のデメリット
家賃が高めになる場合が多い
バス・トイレ別の物件は3点ユニットよりも人気が高いため、同じエリアや間取りでも家賃が高めに設定されます。
おおよそ3,000~5,000円は高くなるでしょう。
スペースの制約
浴室とトイレが分かれる分、他の部屋のスペースが削られることがあります。
特に1Kや1LDKの物件では、リビングやキッチンの広さが犠牲になる場合もありますが、投資目的であれば集客の面でみてもセパレートによる設計がおすすめです。
掃除の手間が増える
浴室とトイレを別々に掃除する必要があるため、ユニットバスに比べると手間がかかると感じる場合もあるかもしれませんね。
バス・トイレ別物件選びの豆知識
内見時の確認ポイント
- 設備の清潔さ
古い物件では、浴室やトイレの設備が劣化している場合があるため、内見時に状態を確認しましょう。 - 配置と動線
トイレと浴室が離れすぎていないか、生活動線をイメージして確認することが大切です。極稀に変な間取りがあります。 - 湿気対策をチェック
浴室がバス・トイレ一体型ではない場合でも、換気扇や窓が設置されているかを確認し、湿気がこもらないかを確認しましょう。
バス・トイレ別の家賃相場
同じエリアでもバス・トイレ別の物件は1割程度家賃が高い傾向にあります。予算と優先順位を考慮して選びましょう。
家族構成に応じた選び方
一人暮らしでは耐えれる3点ユニットですが、家族やルームシェアの場合には特にバス・トイレ別は必須です。ほぼほぼ後悔する結果になるので選ばないようにしましょう。
バス・トイレ別が適した人
- 一人暮らしでも清潔感を重視する人
浴室とトイレを分けることで、湿気や匂いの心配が少なく、衛生的に生活できます。 - ルームシェアや家族で住む人
複数人が同時に利用できるため、生活のストレスを軽減できます。 - 来客の多い人
トイレと浴室が分かれていると、来客時も快適です。
「バストイレ別」に関するまとめ
バス・トイレ別の物件は、使い勝手や清潔感、プライバシーの確保といった点で多くの人にとって理想的な住環境を提供します。
一方で、家賃が高めになりやすいことやスペースの制約があるため、事前に間取りや予算をしっかり確認することが大切です。
物件選びの際には、自身のライフスタイルや優先順位をよく考慮し、必要な設備や快適さを実現できる物件を選びましょう。バス・トイレ別の特性を活かして、快適で清潔な生活空間を楽しんでください。