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賃貸物件の家賃が安くなる時期はある!?

これから引越を考えているけど、どうせなら安くなってる物件を借りたい!
時期的に安くなるなんてことはあるのかな?
なんて考えてる方も中にはいるでしょう。

実際、賃貸物件が安くなる時期なんてあるのでしょうか。

※ 最初から家賃が極端に安い物件は、当記事の内容とは異なります。それには他に理由があるので別記事で解説します。

賃貸物件、安くなる時期はある

答えから言うと、あります。
ただ、純粋に決まらないから「永続的に家賃を下げる場合」と「一時的なキャンペーンで家賃を下げる場合」の二つがありますが、これにはそれぞれ特徴があります。

永続的に家賃を下げる場合

大学生向け物件などに見られます。

大学生に限らず、学生物件はその時決めておかないと1年間空室になる可能性もゼロではありませんし、基本的には一度入居すると卒業するまでその部屋に住むことが一般的ですので他所に行かれるぐらいなら!と不動産会社も気合を入れてきます。

これは、不動産会社の忙しい繁忙期の末(3月終わりにかけて)に実施されることが多いです。
下げられる賃料には幅があり、地方では賃料20,000円の物件でも5,000円もの値引きが入ることがあります。
それプラスこのような値下げの場合、同時に敷金、礼金など初期費用も安くなるケースも。しかし、同じ物件の入居者からのクレームを避けるため、家賃を下げました!と大々的に謳われることは少なく、しれっと安くなっている場合が多くなります。

一時的なキャンペーンで家賃を下げる場合

主に一般の方向け物件、特に単身用などに見られます。

異動の時期というのは大体決まっており、まず4月、それ以外では9月頃に増えます。
それ以外の時期に不動産会社が決めようとする場合、一時的な値下げ、もしくは3ヶ月フリーレント(3ヶ月賃料なし)で勝負をかけてきます。

例えば、家賃半額キャンペーンです。
文字通り、半額になるのでかなり安くなります。
しかし、この場合は条件があり、例えば来年3月末までなどと期間を区切って半額という設定や、2年間は退去出来ないような契約になるのが一般的です。もちろん、やむを得ない場合もあるのでその場合は退去出来ますが、通常よりも多くの違約金が設定されたりもするので契約には注意が必要です。

家賃が安くなった物件のデメリット

契約に関することは、通常の賃貸物件と変わらないのでこちらに関してはデメリットはないでしょう。
永続的に家賃が下がった場合も、基本的にはデメリットはないと考えてよいでしょう。

一時的なキャンペーンで家賃が下がった場合は注意が必要で、先述したように最低契約期間が定められることが多いので、「短期間の予定」の場合は契約に向きません。違約金を考えると、かえって支払額が高くなってしまう可能性のほうが高いです。

それとは逆に、建て替えが決まっていて、その期間が来たら退去しないといけないなんて場合もあります。その場合は、満期になれば違約金を支払う必要はありませんが、家賃半額キャンペーンなど対象となっている物件は、契約内容をきちんと確認するようにしておきましょう。

ぶっちゃけ、どんな物件が家賃が安くなる?半額になる?

好立地で新築、築浅でデザインもしっかりした物件であれば家賃が高くてもどんな閑散期でも決まるものです。

そうです。ということは、家賃が安くなる物件は、言ってしまえば人気の少ない物件がどうしても多いです。たまには例外もあるかもしれませんが、大体その通りだと思っておいて頂いて問題ないです。

事故物件も安くなりますが、その場合はきちんと告知される上、事故物件をキャンペーンの対象にしてしまう不動産会社は極めて少ないでしょう。

例えば立地が悪い、築年数が古くて狭い、三点ユニット(トイレ、洗面、浴槽が一緒)、駅からめっちゃ遠い、線路わきで電車が通るたびに揺れる、横が市場で朝からうるさいなど様々な理由がありますが、人によっては気にしないような条件もあるので、それらが気にならないのであれば特別問題ないでしょう。

家賃が安くなった物件で注意すべきこと

「俺そんなの気にしない」といっても、契約する前には内見をしっかり行い、当該物件をよく確認しましょう。

立地以外に圧倒的に多いのが、間取りに特徴があることです。お部屋にアールがあったり、三角形のお部屋であったり。

冷蔵庫置き場もしっかりしていて、洗濯機置き場もしっかりあるのに3点ユニットなんていう中途半端な物件は通常あり得ません。
冷蔵庫の置き場がなく、居室内であることも多くなります。
洗濯機置き場がベランダにある可能性もあります。

家電すべてを新調するならサイズを測れば済んだ後の購入でかまいませんが、既存所有のものを持っていくとなるとはまらない可能性も出てきます。
所有している家電がはまらないからといって、売って処分しようと思ってもリセールバリューは極端に下がります。

寸法が合わない可能性があるもの

冷蔵庫

横幅のサイズを確認しましょう。60cmを超える冷蔵庫は特に注意が必要になってきます。
そのような大きな冷蔵庫を居室に置く羽目になるとかなりの圧迫感で、邪魔でしかない存在になり得ます。

洗濯機

玄関ドアを入らない洗濯機はないので安心してください。
ただし、脱衣所入口のドア横幅が狭く、5KGの洗濯機も設置が出来ない部屋が極稀にあります。

テレビ

テレビラックをはじめ、テレビが極端に大きいと目にも悪く、これもまた圧迫感が物凄いことになり、極端に部屋が狭くなってしまいます。

ベッド

ベッドに関しては、セミダブル(横幅120cm)までは普通に使える部屋は多いですが、ダブル(横幅140cm)以上のサイズになると注意が必要です。特にダブル以上は、これに限らず、設置できる部屋が限られてきます。

カーテン

カーテンに関しては、合わないのが普通で多少違ってもそのまま使用する方もいますが、あまりに丈が異なると鬱陶しくなります。

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