「クレジットカードの審査に落ちた…」
「住宅ローンを考えているけど大丈夫かな…」
そんな不安を抱えていませんか?
実は、あなたの信用情報は誰でも確認することができます。
住宅ローンのみならず、クレジットカードの審査がなぜか通らない!?なんていう方!
この記事では、信用情報開示の具体的な方法から、意外な注意点、審査に通るためのポイントまで、すべてお伝えします。
最短30分、1,000円からできる信用情報開示で、あなたの不安を解消してみましょう!
きっと、この記事を読んだ後には、自分の信用状態を把握し、より良い金融取引への第一歩を踏み出せるはずです。
信用情報とは?個人の信用情報を管理する3つの機関
信用情報とは、個人の借入れやクレジットカードの利用履歴、返済状況などの金融取引に関する情報を指します。
この情報は、金融機関などが新規の契約を結ぶ際の審査基準として活用されます。
近年では家賃保証会社も加盟していることが多いです。
個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)および割賦販売法に基づき、以下の3つの指定信用情報機関で管理されています。
CIC(株式会社シー・アイシー)
CIC(株式会社シー・アイシー)は、主にクレジットカードやショッピングクレジット、銀行カードローンなど、個人の信用取引に関する情報を収集・管理する信用情報機関です。
経済産業省の割賦販売法に基づく「割賦販売等に係る取引の公正の確保及び購入者等の利益の保護に関する法律」において、指定信用情報機関として認定されています。
クレジットカードの利用や、スマホ購入のローン、トヨタファイナンスなどで自動車ローンを組んだ場合にはCICに記録され、スマホのローンもここに記録されます。
近年では、クレジットカードを主として取り扱うローン会社の家賃保証を受けるのであれば、CICの情報を元に審査が行われます。
同時にクレジットカードや家賃保証を申し込んだらすぐに照会、記録されます。
スマホの分割払いの延滞を続けてしまった結果、クレジットカードが作れないというのはこのためです。
CICは消費者金融よりも、主にクレジットカード会社や流通系金融機関との取引情報を中心に管理しており、一般的な消費者の日常的な信用取引状況を把握するのに最適な信用情報機関といえます。
家賃保証会社ではオリコフォレントインシュアやライフあんしん保証などが加盟しています。
JICC(日本信用情報機構)
JICC(日本信用情報機構)は、主に消費者金融やクレジット系のカードローン、信販会社との取引情報を専門的に取り扱う信用情報機関です。
消費者金融の利用履歴を最も正確に把握できる機関として知られています。
消費者金融の大手といえばアコムやアイフル、モビット、レイクなどが該当し、ノンバンクと言われることもあります。
貸金業法に基づく「指定信用情報機関」として金融庁より認定を受けています。
総量規制と言われる年収の3分の1を超える貸付けを原則禁止する制度で、複数の業者から借入を行う場合は、借入金額を合算して判断されます。
また、利息制限法と同じ上限利率が定められていて、現在では20%(10万円までの借入)が上限となっています。
モビットやレイクは、銀行系であるものの貸金業法によって貸付を行っているので総量規制の対象です。
ただし、例外でイオンカードのカードローンはイオン銀行からの発行となるので、総量規制の対象外になります。
家賃保証会社では全保連やジェイリースなどが加盟しています。
JICCに登録される主な情報
- 消費者金融関連
★ カードローンの契約内容
★ 借入限度額と利用残高
★ 毎月の返済状況 - 信販会社関連
★ 個品割賦の契約内容
★ 支払い履歴
★ 延滞情報
日本信用情報機構(JICC)は、信用情報の収集・提供・管理を通じて、消費者と会員会社の健全な信用取引を支える指定信用情報…
KSC(全国銀行個人信用情報センター)
KSC(全国銀行個人信用情報センター)は、主要銀行が運営する信用情報機関で、住宅ローンや銀行カードローン、日本学生支援機構の奨学金などの銀行取引に関する情報を専門的に管理しています。
3つの信用情報機関の中で最も歴史が古く、銀行取引における信用情報の要となっています。
すべての都市銀行、地方銀行、信用金庫、信用組合が加盟しており、住宅ローンはもとより銀行カードローンなどを申し込んだ場合、まずは真っ先にこちらに照会をかけられます。
なのでまずは、ここで引っかかると住宅ローンや銀行カードローンが通ることはありません。
また、官報情報も記録しているので、他の信用情報機関よりも包括的な信用情報を提供していると言えます。
ちなみに、JBAと言われることもありますが、JBAは一般社団法人全国銀行協会の略であり、あくまでもKSCの運営元です。
KSCに登録される主な情報
- 住宅ローン関連
★ 借入総額
★ 返済期間
★ 毎月の返済状況
★ 連帯保証人情報 - 銀行カードローン
★ 契約限度額
★ 借入残高
★ 返済履歴 - 特殊な情報
★ 官報情報(破産・民事再生等)
★ 本人申告情報(取引停止処分等)
3機関の情報共有システム(CRIN)について
CRIN(Credit Information Network)は、3つの信用情報機関(CIC、JICC、KSC)間で情報を相互に照会・共有するためのネットワークシステムです。
これによって、多重債務の防止や適切な与信判断が可能となっています。
情報更新頻度は、まさにリアルタイムです。
信用取引に関する情報
- 借入残高総額
- 複数機関での契約状況
- 返済遅延情報
- 債務整理記録
情報共有のメリット
- 金融機関にとって
★ 多角的な視点から個人の信用状況を判断できる
★ 審査の精度が向上する
★ 貸し倒れリスクを低減できる - 消費者にとって
★ 過去の金融取引を正しく評価してもらえる
★ 透明性の高い審査を受けられる
情報の流れ
- 申込のあったA銀行がKSCに照会をかける
- KSCがCRINを通じてCIC、JICCに照会する
- 3機関の情報を統合してA銀行は審査に活用する
CRINの存在により、金融機関は申込者の総合的な信用状態を把握できるようになり、より適切な与信判断が可能になっています。
信用情報として記録される情報の種類と期間
信用情報機関には、個人の金融取引に関する様々な情報が記録され、その種類によって保存期間が異なります。
これらの情報は与信審査の基準として活用されています。
登録される情報の種類 | JICC | CIC | KSC |
---|---|---|---|
氏名、生年月日、住所(契約終了から) | 5年 | 5年 | 5年 |
電話番号、勤務先 | 最新情報 | 最新情報 | 最新情報 |
クレジットカード(契約終了から) | – | 5年 | – |
消費者金融ローン(契約終了から) | 5年 | 5年 | 5年 |
住宅ローン(契約終了から) | – | – | 5年 |
携帯電話の分割(契約終了から) | – | 5年 | – |
照会履歴(照会時から) | 6ヶ月 | 6ヶ月 | 6ヶ月 |
延滞(発生から) | 5年 | 5年 | 5年 |
債務整理(発生から) | 5年 | 5年 | 5年 |
代位弁済(発生から) | 5年 | 5年 | 5年 |
自己破産(発生から) | 5年 | 5年 | 10年 |
※ CICでは、支払い情報が24ヶ月分が記録されています。この間に何度か滞納があると審査時に影響が出てくることがあります。
信用情報の開示でわかること
クレジットカードの契約・支払い履歴(主にCIC)
信用情報の開示によって、過去5年間のクレジットカードに関する詳細な契約内容と支払い履歴(24ヶ月)を確認することができます。
これには現在利用中のカードだけでなく、解約済みのカードの情報(5年間)も含まれます。
クレジットカードは、私たちの生活において欠かせない決済手段の一つとなっていますが、その利用状況は信用情報として記録されています。各クレジットカード会社は、信用情報機関に個人の契約内容や支払い履歴を登録し、これらの情報を他の金融機関と共有することで、個人の信用力を評価します。
なお、利用履歴(支払い・返済履歴)の登録反映は即日ではないため、数日遅れたぐらいでは一番良い$マークがつくことが多いです。
信用情報の開示で確認できるクレジットカードに関する主な情報
- 契約情報
★ クレジットカード会社名
★ 契約年月日
★ 契約の種類(ショッピング枠、キャッシング枠など)
★ 利用限度額
★ 契約状況(有効、解約済など) - 支払い履歴
★ 毎月の支払い状況(正常払い、遅延、未払いなど)
★ 支払い金額
★ 入金日
★ 利用残高
★ 過去の支払い履歴(最大24ヶ月分)
クレジットカードの信用情報開示では、各カードの契約状況から支払履歴まで、詳細な利用実態を把握することができます。
この情報が、新規カードの申し込みや限度額の増額審査などに大きく影響してくることになります。
開示報告書にある支払い履歴記号の意味
クレジットカード会社への入金状況が示されています。
記号 | その内容 |
---|---|
$ | 請求通り(もしくは請求額以上)の入金があった |
P | 請求額の一部が入金された |
R | お客様以外から入金があった |
A | お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金) |
B | お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった |
C | 入金されていないが、その原因がわからない |
-(ハイフン) | 請求もなく入金もなかった(例:クレジットカードの利用がない) |
空欄 | クレジット会社等から情報の更新がなかった(例:クレジットカードの利用がない) |
これらの記号が24ヶ月分記録されるということになりますが、$、-、空欄以外があるとマイナス評価という意味になります。
なので、それらがあると増額も難しくなる上、審査の厳しいダイナースクラブカードやラグジュアリーカード(MasterCard)の審査通過はさらに難しくなり、同時にザ・クラスカード(JCB)やブラックカード(楽天)でのインビテーションが来る確率はグッと下がります。
アメリカンエキスプレス(アメックス)は、僕の知っている限りでは謎審査で、過去見える範囲に滞納が多くても、債務整理していても最近の状況がよければカード発行に至っている方を何人も見ています。
ローンの借入・返済状況(主にJICC、KSC)
信用情報開示では、銀行ローン、消費者金融、住宅ローンなど、すべての借入れに関する詳細な契約内容と返済状況を確認できます。
これによって、総借入額や返済履歴を正確に把握することができます。
貸金業者は、消費者金融からの借入+CICに登録されているクレジットカードのキャッシングを合わせて年収の1/3を超えて貸付を行うことはありません。
あくまでも主はJICC、KSCですがCICにも記録される銀行カードローンが多いです。
こちらはCICとは違い、即日報告されるので返済が遅れた瞬間から滞納していることが分かるようになります。
つまり1日でも遅れて現在滞納中ということが分かると新たなカードローンを組むことはほぼ出来ません。(解消したら話は別です。)
記録される借入情報の内容
- 住宅ローン
★ 借入総額
★ 返済期間
★ 毎月の返済状況
★ 残債額 - カードローン/消費者金融
★ 契約件数
★ 借入限度額
★ 利用残高
★ 返済履歴
ローンの借入・返済状況の開示により、自身の借入れ状況を総合的に把握することができます。
これは新規借入れの検討や返済計画の立案に極めて重要な情報となります。
携帯電話の分割払い情報(CIC)
信用情報の開示によって、携帯電話の端末代金の分割払いに関する契約内容や支払い状況が確認できます。
この情報は意外にも重要な信用情報として扱われ、各種ローンやクレジットカードの審査にも影響を与えます。
携帯電話端末の分割払いは、割賦契約という一種のローン契約にあたります。そのため、携帯電話会社は、契約者の支払い能力を評価するために、信用情報機関に契約内容と支払い状況を登録します。
その支払い状況は、CICに登録されるので携帯電話でいくら数千円の支払いとはいえ、滞納を繰り返すと新規ローンを組むことが難しくなるのできちんと支払うように心がけましょう。
記録される情報内容
- 基本情報
★ 契約日
★ 分割払い総額
★ 支払回数
★ 月々の支払額
★ 支払状況(24ヶ月分)
★ 残債額
携帯電話の分割払いも立派な信用取引として扱われ、その支払い履歴は将来の様々な審査に影響することになります。特に若年層にとっては、最初の信用履歴として重要な意味を持ちますし、将来の金融取引に大きな影響を与えることになります。
過去の審査申込履歴
信用情報開示では、過去6ヶ月間のクレジットカード、ローン、携帯電話契約などの審査申込履歴がすべて確認できます。
短期間に多数の申込みがあると、「この人はお金にめっちゃ困ってるのでは?」と思われ、新規の審査に不利に働きます。
開示したところで、ここに4~5件の記載があればそれだけで審査に通ることが難しくなります。
その場合は、情報が消える6ヶ月経過後に再度申し込みましょう。
記録される利用履歴の内容
- 基本情報
★ 申込日
★ 申込先企業名
★ 商品種類
★ 審査結果
★ 照会理由 - 保存期間
★ クレジット審査:6ヶ月
★ ローン審査:6ヶ月
★ 携帯電話契約:6ヶ月
実例
利用履歴の表示形式
申込日 | 2024年12月1日 |
会社名 | XXクレジット |
商品 | クレジットカード |
照会理由 | 新規申し込み |
申込日 | 2024年12月14日 |
会社名 | △△ファイナンス |
商品 | カードローン |
照会理由 | 限度額増額 |
信用情報開示のメリット
ブラックリスト該当有無の確認
信用情報開示の最大のメリットは、自分がいわゆる「ブラックリスト」に該当するか否かを事前に確認できることです。
これによって、ローンやクレジットカードの申込み前に自身の信用状態を把握し、適切な対策を取ることが可能になります。
「ブラックリスト」とは、正式な用語ではなく、金融業界で一般的に使われる言葉であり、実際にはブラックリストなるものは存在しません!
そのようなリストは存在しませんが、信用情報機関に登録された情報の中で、特に金融事故(長期延滞、代位弁済、債務整理など)の記録がある状態を指します。金融機関は、これらの情報をもとに、個人の返済能力や信用力を判断するため、ブラックリストに該当する状態にあると、新たな融資やクレジットカードの発行が難しくなります。
そのブラックリスト状態にある状況を、俗に「喪中」と表現されたりします。
信用情報開示で確認できるブラックリストに関する情報
- 延滞情報
長期にわたる支払いの遅延や未払いがあった場合、その情報が記録されます。 - 代位弁済情報
保証会社が代わりに弁済した場合、その情報が記録されます。 - 債務整理情報
任意整理、個人再生、自己破産などの債務整理を行った場合、その情報が記録されます。 - 異動情報
ローンやクレジットの支払いが、長期間遅れている場合に記録されます。 - 官報情報
自己破産や個人再生の手続き開始決定の情報は、KSCに記録されます。
掲載される期間は、各機関によって異なりますが、5年~10年です。
詳しい内容は先述した「信用情報として記録される情報の種類と期間」をご確認ください。
信用情報開示によって、自身の信用状態を正確に把握し、必要に応じて対策を講じることができます。特に大きな借入れを検討する前には、必ず確認しておくべき重要な情報になってきます。
例えば、審査に通らない喪中と分かっていながら申し込むのは、自分は金融ブラックだと自ら教える結果になってしまいます。
あと1年で消えるのであれば、あと1年は辛抱するなどの対策が必要です。
実例
自己破産情報はKSCに10年掲載されますが、10年経過しなくても住宅ローンの審査に通る状態に持っていけることがあります!
詳しくは下記の記事をどうぞ。
知人に勧められて住宅ローンを申し込んだらまさか通った 破産歴あったのに住宅ローン通った、なんでだろう? 住宅ローンには通ったけど、親子ローンだったからかな?過去にブラックになっている人であっても知人の勧め[…]
また、現在が喪中であっても審査される消費者金融もあります。
こちらも同様、詳しくは下記の記事をどうぞ。
※ 大手消費者金融はまず無理です。
※ 当記事にはプロモーションが含まれています家賃滞納してて、消費者金融からお金を借りようと思ったが借りられなかった。このまま滞納し続けたらどうなるんだろ。。と、家賃を滞納してのメリットは何一つありませんし、その債務から免れる[…]
逆に、クレジットカードにおいては事故発生から5年間はどこであったとしてもの審査の通過は厳しいですが、デポジット型クレジットカードであれば審査通過する可能性もあります。
デポジット型クレジットカード【Nexus Card】
返済状況の正確な把握
信用情報開示によって、すべての借入れや分割払いの返済状況を一覧で確認できます。これは自身の返済能力を客観的に評価し、新規借入れの計画を立てる上で非常に重要な情報となります。
消費者金融のカードローン、クレジットカードがなぜか全く作れない!なんていう時は、まず開示してみましょう。
実は延滞情報が記載されていたりという事実を発見することができます。
確認可能な情報
- 毎月の支払額合計
- 返済原資に対する返済額の比率
- リボ払いの利用状況
- 各種ローンの返済状況
返済状況の把握は、将来の借入計画や返済計画を立てる上で必須の情報です。
特に住宅ローンなど大型借入れを検討する際には、事前確認しておくことをお勧めします。
誤った情報の発見と訂正機会
信用情報を開示する大きなメリットの一つは、記録されている情報に誤りがないかを確認し、もし誤った情報があれば訂正する機会を得られることです。
信用情報に誤った情報が記録されたまま放置しておくと、不当に信用力を損ない、将来の金融取引に悪影響を及ぼす可能性があります。
信用情報は、金融機関やクレジットカード会社などが提供した情報に基づいて、信用情報機関に登録されます。
しかし、情報伝達の過程やシステム上のエラーなどにより、誤った情報が登録される可能性もゼロではありません。
万が一、誤った情報が掲載されていた場合、訂正を申し立てることが可能です。
実例
名寄せミス
誤:同姓同名者の情報が混入
正:本人確認書類で本人のみの情報に訂正
支払い情報
誤:完済済みの借入れが未払い表示
正:完済証明書提出により訂正
特に注意となるのが、喪明けしたはずなのに審査に一切通らない!なんていう時は事故情報が残ったままなんていうことも考えられるので、その場合は情報の訂正を依頼するようにしましょう。
誤った情報を早期に発見・訂正することで、ローンやクレジットカードの審査などで不利益を被るリスクを軽減できます。
開示による審査への影響について
信用情報の開示は、その事実自体が審査に影響を与えることはないです。
開示請求は「本人の権利行使」として扱われ、金融機関からはむしろ自身の信用情報を適切に管理しようとする姿勢として、好意的に評価されることもあります。
ただ、基本的に開示履歴は各金融機関他社から確認することは出来ません。
開示請求の記録は、6ヶ月間保持されます。
開示請求の取扱い
- 審査における評価
★ 開示請求は権利行使であり、マイナス評価しない
★ 複数回の開示でも影響なし
★ 開示履歴は他社から確認不可 - 開示請求の記録
★ 保存期間:6ヶ月
★ 照会目的:「本人開示」として記録
★ 他社閲覧:不可
実際の開示手続き方法
インターネットでの開示方法(最短・おすすめ、CIC、JICC)
インターネットでの信用情報開示はそれぞれが行っていますが、申込みから結果確認まで最短で30分程度で完了します。KSCだけは2~3日の時間を要します。
実質24時間いつでも申請可能で、手数料も1,000円程度と比較的安価で、手続き完了後、信用情報が記録されたPDFをダウンロードすることで閲覧することができます。
インターネット開示について紹介します。CICは信用情報の収集・管理・提供・開示を通じて、皆様のクレジットライフをサポート…
ただし、開示手数料の支払いに自己名義でのクレジットカード、もしくは携帯電話が必要です。
携帯電話の場合、キャリア決済を使用することになりますので、携帯電話の支払いを滞納している場合は開示することが出来ません。
両方使えないという場合は、郵送による開示になります。
インターネット開示の具体的な手順
- 必要な準備物
★ 本人確認書類(運転免許証など)
★ メールアドレス
★ クレジットカード(支払用)
★ スマートフォンまたはPC - 開示手順のフロー
★ 各機関の開示ページにアクセス
★ 本人情報入力
★ 本人確認書類をアップロード
★ 手数料支払い
★ 結果確認用パスワード受信
★ 開示結果の確認
インターネット開示は、スピード、利便性、コストの面で最もバランスの取れた方法になるので、早くに結果が場合はぜひ活用しましょう。
郵送での開示方法(KSC、CIC、JICC)
郵送での信用情報開示は、インターネットでも申し込みが出来ます。
インターネット環境がない方や決済方法が使えない方はこの方法になるでしょう。
手続き完了から情報が閲覧できるまで5~7日程度の時間を要しますが、書類に不備があるとますます時間がかかるので間違いのないように行いましょう。
手数料は1,500~1,800円です。
信用情報はバリバリ個人情報になります。
自宅にプリンターがない、コンビニでの印刷方法が分からない時は、確実に書面での記録を自分の手元に残せる方法となるでしょう。
郵送開示の具体的な手順
- 必要書類
★ 開示申込書(各機関HPからダウンロード)
★ 本人確認書類のコピー2種類(運転免許証、健康保険証など)
★ 手数料(定額小為替、郵便局で購入)
★ 返信用封筒(速達でほしい場合はオプション料金を支払う必要があります) - 申込みの流れ
★ 申込書類の準備
★ 本人確認書類のコピー
★ 手数料の購入
★ 返信用封筒の準備
★ 書類一式を簡易書留で送付
★ 結果受領(5-7日後)
手続きに1~2週間かかりますが、確実性が高く、本人確認も厳格です。
窓口での開示方法
現在は、CIC、JICC、KSCともそれぞれに拠点はありますが、窓口で開示業務を受け付けているところはありません。
コロナ前までは窓口での開示業務を行っておりましたが、コロナ禍が終わった後も窓口開示業務は各社が再開していません。
信用情報に問題がある場合の対処法
延滞が発生した場合の解決策
61日以上支払いを滞納すると、延滞という最悪のステータス(俗に言う金融ブラック)がつくことになりますので、まずはそうなる前に返済(履行)することです!
それ以外の簡単な方法はありません!
しかし、滞納が発生した場合、まずその金融機関に連絡して状況を説明し、返済計画の見直しを相談することがとても大切になってきます。
早期対応によって、より柔軟な解決策を見出せる可能性はまだあります。
とにかく延滞がついてからでは何しても遅いです!
一旦、延滞がつくと5年間は記録が残り、その間の審査通過率は絶望的になります。
ヒント
延滞とついていても、現在の状況が改善されていればまだお金を貸してくれる消費者金融はあるかもしれませんが、少なくともそのような状況で新たにクレジットカードを発行してくれるクレジットカード会社は少なくとも僕は知りません。
可能性があるならアメリカンエキスプレス(プロパーカードに限る=本家、セゾンアメックスはNG)ぐらいで、その場合でも年収が極端に増えているような場合や、デポジット型クレジットカード【Nexus Card】やライフカード(DP)ぐらいです。
誤った情報の訂正依頼方法
誤った信用情報の訂正には、証拠書類を添えて信用情報機関に申し立てを行います。
訂正手続きは無料で、原則として申立てから1ヶ月以内に結果が出ます。
これには支払日の誤記録や完済情報の未反映、稀な類では同姓同名の混同があります。
特に完済情報の未反映は残しがちでよくあるやつです。
これは自身が悪いのではなく、きちんと登録していない金融機関に問題があります。
訂正依頼の具体的な手順
- 必要書類の準備
★ 訂正依頼書
★本人確認書類
★ 訂正を証明する資料(完済証明書、入金証明書など)
★ 経緯説明書 - 申立ての流れ
★ 誤情報の発見
★ 証拠書類の収集
★ 訂正依頼書の提出
★ 内容の調査
★ 結果通知
★ 情報の訂正
余談:滞納情報はどこまでバレている?
現在、どこか1社でも滞納している状態だと新規で申し込んだ場合の可決率は、限りなくゼロに近いです。
ところが一度でも審査に可決している状態であれば、どこかを滞納していても枠内融資は受けることが基本的には可能です。
毎回毎回、再融資の度に信用情報をチェックしているわけではないからです。
消費者金融(JICC管轄)の場合
一度でも契約を行っていると、たとえクレジットカードで延滞として金融事故を起こしてしまってもその時が来るまでは枠内融資を受けることが出来ます。
消費者金融によっては、うちには迷惑かけてないから、と滞納に気づいても融資をしてくれることもあれば、バレたら返済専用になったりしてしまう消費者金融もあります。
滞納よりも年収1/3までの借入である総量規制に近づくと返済専用になったりすることが多いです。
クレジットカード(CIC管轄)の場合
他社を延滞して金融事故となった場合でも、しばらくの間はそのまま同じ枠で使うことも出来ますし、枠内でキャッシングを行うことが出来ます。
ただし、クレジットカードには途上与信といって、一定期間ごとに実施される審査があります。
その際に信用情報に照会かけられるのでその時点でバレてしまい、減枠となったり、使用不可となったり、返済専用になったりします。
減枠となれば、リボ払いなどでその枠を使っていれば減枠分を支払いきるまで、次を使用することが出来ません。
なお、途上与信はクレジットカード会社によって頻度は異なり、3~6ヶ月程度に1度行われます。
例外で、アメリカンエキスプレスなどはよくも悪くも毎月のように途上与信をされる人もいます。その代わり、良い結果となっていれば枠がたくさん増えます。
信用情報 開示してみた のまとめ
信用情報の開示は、自身の金融取引履歴を確認できる重要な手続きです。
CIC、JICC、KSCの3つの機関で管理されており、クレジットカード、ローン、携帯電話の分割払いなどの契約・支払状況が記録されています。
これらの情報は金融機関の審査に大きく影響するため、大きなローンを検討している前には一度照会かけてみることをお勧めします。
開示方法は、インターネット、郵送の2通りがあり、インターネットでは最短30分程度で結果を確認できます。
開示により誤った情報を発見した場合は、証拠書類を添えて訂正を申し立てることも可能です。
また、記録は原則5年間保存され、自己破産などの重要情報は10年間保存されます。
特に重要なポイント
- 3機関(CIC、JICC、KSC)はCRINシステムで情報を共有される
- 支払遅延は5年間記録に残るため、注意が必要
- インターネット開示が最も迅速で手数料も安価
- 開示請求自体は審査に悪影響を与えない
- 誤情報の発見時は早急な訂正申立てが大事
- 大型ローン契約前には必ず確認することを推奨
信用情報は個人の金融活動における重要な「信用度」を示す指標であり、適切な管理が将来の金融取引をスムーズにする鍵です!
信用情報 開示してみた Q&A
ただし、ローンやクレジットカードの審査時には、申込者の同意のもと、各金融機関が確認することができます。
仮に親族、家族であっても、正当な代理権がない限り開示を受けることはできません。
本人確認書類の撮影、申込情報の入力、手数料の支払いまですべてスマートフォンで対応可能です。
ただ、本人確認書類の画像は明瞭である必要があり、不鮮明な場合は再提出を求められることがあります。
普通の不動産会社はKSC、CIC、JICCに加盟していないので、家賃を滞納しても個人情報に傷がつくことはありませんが、連帯保証人の代わりに保証会社をつけている場合は注意が必要です!
全保連、ジェイリース、オリコフォレントインシュア、ライフあんしん保証などが入っている場合は滞納すれば傷が入ります。
回収に自信のある中堅、小規模消費者金融が行っているところがあります。
この場合、免責証書を見せれば自己破産後すぐに貸付を行ってくれます。
※ 当記事にはプロモーションが含まれています家賃滞納してて、消費者金融からお金を借りようと思ったが借りられなかった。このまま滞納し続けたらどうなるんだろ。。と、家賃を滞納してのメリットは何一つありませんし、その債務から免れる[…]