注目キーワード

自己破産!住宅ローンは何年後から組める?最短で住宅ローンを通すコツとは

※ 当記事にはプロモーションが含まれています
  • 自己破産したから、もう住宅ローンを組めない、結婚なんかできない。
  • やっと喪が明けたから住宅ローンをダメ元ででも申し込みしてみたい、審査通るかな
  • 自己破産後頑張ってきた、理想の生活をしたい

やむを得ない事情によって自己破産された方はたくさんいますが、自己破産してしまったら住宅ローンはもう組めないと思っている方はかなり多いです。
ところが結論から言ってしまうと、過去に自己破産経験ありの方でも住宅ローンを組んだり、不動産投資を行っている方も多くいます

その人が特別!なんてことはなく、誰もが組めるようになります。

今回の記事では、前半は金融事故について、後半は自己破産から住宅ローンが組めるまでの最短の流れを解説します。

目次

自己破産直後、住宅ローンが組めないのはなぜ?

自己破産したという情報は、信用情報機関により期間は異なりますが、異動情報が掲載されることになります。
異動情報が掲載されたことを俗に「ブラックリストに載った」という人がいますが、実際にはそんなリストは存在せず、金融業者は、その人の異動情報を見て、融資の可否を判断します。

今日の日本では、下記3社がそれぞれを管轄に信用情報を掲載、各加盟している金融機関同士で共有しています。

その信用情報機関の情報から、自己破産した履歴が残ることになります。

JICC(日本信用情報機構)

主に、消費者金融など貸金業法に基づいたローン商品を取り扱う機関が加盟しています。
アコム、アイフル、プロミスをはじめ、銀行系と言われるモビット、レイクなどは必ず加盟し、情報共有を行っています。
また、金融事故者でなくとも年収の1/3までの借り入れに制限される総量規制ギリギリまで借りいれていた場合は、住宅ローンの審査もかなり厳しくなるので注意しましょう。

ただし、消費者金融業とはいえ、後述するCICにも加盟している場合もあります。

CIC(クレジットインフォメーションセンター)

主に、クレジットカード会社など割賦販売法に基づいたローン商品を取り扱う機関が加盟しています。
クレジットカード会社全般のほか、トヨタファイナンスなどカーローンを取り扱う会社も加盟しています。

KSC(全国銀行個人信用情報センター)

主に全国の銀行がこれに加盟しています。各銀行が発行するカードローン(フリーローン)、銀行から融資を受けたマイカーローンや教育ローンも対象になります。
住宅ローンを組むのは通常は銀行となるので、自己破産以外でもKSCの情報にキズがあると致命的になります。

これら、どこに加盟しているか確認する場合は、申し込み前の同意事項をよく読むと、情報提供先が記述してありますので、そちらを確認してみましょう。

自己破産以外の金融事故は?

延滞

延滞とは、支払いの遅延から61日を経過、もしくは3か月を経過すると信用情報機関に延滞という異動情報が掲載されます。
いつ延滞情報を掲載するかは金融機関により異なりますが、1か月の延滞でクレジットカードを解約されたとしても延滞は通常つけられることはありません。

債務整理

任意整理、個人再生、特定調停などの借入金の整理を行った場合は、信用情報機関に債務整理という異動情報が掲載されます。

代位弁済

返済できなくなった場合に、保証会社などの第三者が債務者の代わりに借金を返済することを代位弁済といいます。
これが実行された場合には、信用情報機関に代位弁済という異動情報が掲載されます。

その人が自己破産を起こしたという情報は、それぞれの信用情報機関に登録され、CRINというシステムで管轄外の信用情報機関でも情報が共有されます。その掲載されている期間中、反省している、していないはさておき、この期間を喪中と表現したりする人もいます。逆に、この期間が終わったら喪明けという表現もあります。

それぞれ金融事故によって、各加盟機関の掲載期間が異なります。
また、延滞については延滞の解消から5年になるので未納が続くとその分掲載期間がスライドして長くなります。

金融事故の種類JICCCICKSC
延滞5年5年5年
債務整理5年5年5年
代位弁済5年5年5年
自己破産5年5年10年

自己破産後、10年経過しなくても住宅ローンは通る

まず、大前提として迷惑を掛けてしまった銀行(債務整理や延滞を行った金融業者)は、基本的には一生涯ローンが通る可能性は極めて低いと思われるので10年経過後した後も無理と考えてよいでしょう。

ところが迷惑をかけていない銀行では訳が違います。

自己破産後、10年間は記録は間違いなく残りますが、実際のところ、筆者のお客さんや周りでは平均して6~7年程度で住宅ローンが組めるようになっている方が多い印象です。

つまり、KSC内に自己破産情報が残っていても、銀行は住宅ローンの審査を通す場合があるということです。

では、どういった場合に銀行は住宅ローンを通す可能性があるのか、最短ルートで解説していきます。

【修行】最短で住宅ローンを通すためには?

まず前提で、自己破産したということは、該当の金融業者さんに迷惑をかけてしまったという思いを忘れないようにし、そのうえで、ご自身の再出発を組んでみましょう。

借金を帳消しされた金融業者が良い顔をするわけありませんし、自身の人生のためにも、もう無茶な計画をたててはダメですよ。

信用情報の詳細については別記事に解説します。

なお、下記にあるところ以外に申し込むのはやめておいたほうが無難です。
なぜならば、CICは最低5年間は記録が残っているので、〇年前に自己破産したものです、、と、自ら自己紹介しているようなもので基本審査は通りません。

1.【パターンA】まずはデポジット型クレジットカードを申し込もう

自己破産したあとだから無理だとお思いかもしれませんが、特殊なクレジットカードであれば審査可決する可能性が大いにあります

デポジット型クレジットカードとは、普通、自己破産前の方が持つことがないクレジットカードの一つで、デポジット型ネクサスカードやライフカードと呼ばれるものがあります。

この記事の最後に紹介しているのでぜひご参考にどうぞ。

自己破産後はETCカード(※)を持つことは困難ですがデポジッド型ライフカードであれば10万円の保証金を預けることでETCカードも発行されます。

これはデポジットの方法は違えど、まずは保証金を預け、それを限度額として毎月使用出来るものです。
10万円預けたら10万円毎月使うという意味ではありません。100円でもいいし、1000円でもいいです。
それ毎月引き落とし時に確実に落とせるようにします。

これの最大のメリットは、CIC上にクレジットヒストリーがしっかり記録されるということです。
事故情報の記録が残る5年間の間にきちんと信用取引のヒストリーを残すことが出来るので、5年経過後に他所のどこかに申し込んでも遥かに有利な状態で審査を受けることが出来るようになります。

ただし、自己破産にライフカードとネクサスカードを含めた場合は話は異なります。
また、ライフカードの親会社は株式会社アイフルとなるので、アイフルを自己破産に含めてしまった場合、デポジット型ライフカードの審査に通過出来るかどうかは分かりません・。

※ デポジット式のETCカードもある

1.【パターンB】10万円以上のスマホを各キャリア割賦分割で購入する

信用情報に自己破産した情報が残っていても携帯料金の分割については、毎月きちんと支払いをしていれば各キャリアとも柔軟な審査で対応するのが一般的です。

もし、10万円以上のスマホの審査に落ちた場合でも10万円以下のスマホを購入してみましょう。
生活必需品である携帯電話については10万円以下のものであれば、特例処置で審査可決する可能性があります。

この場合も、CICのクレジットヒストリーがしっかり記録されていくので5年後にははるかに有利になります。

2.アメリカン・エキスプレスカードなど審査基準が特別なところのカードを申し込む

1を実践後、自己破産3年目だとしてもここに申し込んでみましょう。
アメリカン・エキスプレスカードは外資系でもあり、審査基準が日本のクレジットカードとは特殊なことで有名です。

CIC内に事故情報が残っていたとしても、デポジット型クレジットカードやスマホ分割の返済が良好であると、「ああ、この人、昔は事故ったけど、今は良くなったんだな」と判断されれば、5年経過することなく審査可決する場合があります。

もちろん最初の枠は小さいですが、きちんと使って毎月支払いをしっかり行えば枠は勝手にどんどん増えていきます。

3.自己破産5年経過後、銀行の住宅ローンに申し込んでみよう

1、2にて良好な返済実績をしっかり残している場合は、銀行の住宅ローンの審査に可決する可能性が多いにあがります。

もちろん、KSCには自己破産情報がまだ残っているため、一発で丸分かりですが、もし、多めの頭金などを用意することが出来ているのであればそちらも評価され、さらに審査可決率は高まります。

が、もし、この間に消費者金融(JICC系)のフリーローンを組んでしまっている場合は、申し込む前に完済しておきましょう。。
消費者金融のカードローン残高があると審査が、まぁまぁ不利になります。

結論、審査可決まで5-7年、それまでに信用をあげておこう

今回は、自己破産しても住宅ローンは組めるよ!というお話をしました。

10年経たなくてもきちんと住宅ローンを組むことは出来ます。
自己破産したら借金はなくなり、5年、10年も経ったら生活レベルは普通は上がっているはずです。
しかし、その10年の間に金融商品を購入しておかないと信用取引(クレジットヒストリー)が記録されないため、この場合は10年経っても住宅ローンに通ることは難しいです。
なぜなら、良好なクレジットヒストリーがないと貸付していいのかさっぱり判断出来ないからです。

家を持ちたい、元破産者だけど不動産投資したいと考えている方はぜひ早いうちから手を打ち、無理のない範囲で良好なクレジットヒストリーを積み上げていくようにしましょう!

クレジットカード審査NGだった方でもいける!?Nexus Card



Nexus Card(ネクサスカード)は、一般の方にはあまり馴染みのないデポジット型のクレジットカードの一つです。
デポジットとは日本語で「保証金」を指し、その「保証金」を預け、その分をカード利用枠として利用できます。

自己破産後にクレジットカードを持つことは通常は出来ませんが、このNexus Cardであればクレジットカードの審査に不安がある方でも審査にかなり通りやすいため、自己破産後に持つクレジットカードとして重宝します!

また、この記事でもご説明したように、その後は毎月しっかり支払いを行っていくことで良好なクレジットヒストリーが刻まれていることから、5年後の半喪明け時には様々なクレジットカードの審査にも通るようになるでしょう。

年会費1,375円(税込)
※ 別途発行手数料として550円(税込)が掛かります。
国際カードブランドMastercard
利用限度額50,000~2,000,000円
※ デポジットとして入金した額
申し込み条件18歳以上の方
ポイント還元率0.5%(200円利用で1ポイント)
キャッシングなし
支払い方法1回、2回、分割払い、リボ払い、ボーナス払い(一括のみ)
公式サイトデポジット型クレジットカード【Nexus Card】

Nexus Card、4つのメリット

1.審査に不安がある方、他のクレカの審査NGだった方でも審査可決率が高い

信用情報機関に傷があっても、基本的には審査可決することが多いです。

保証金を入金していることで、強制解約になるような支払いの遅れがあったときは保証金から充当されるためで、信用面に問題がある方でも通りやすいんです。

2.入金額=枠なので自分のスタイルに合わせて利用できる

最低5万円の入金で、5万円分を自由に使うことが出来ます。
10万であれば10万、30万であれば30万、100万であれば100万。

また自分で預けたデポジットが枠となることで、使い過ぎないように意識して使うようになる上、キャッシング機能もないため、さらなる使いすぎてピンチ!ということも特別にないでしょう。

3.クレジットヒストリーに記録される

Nexus Cardは信用情報機関の一つであるCICに情報提供を行います。
最低でも2年間、良好なクレジットヒストリーを積み上げ、実績を積んでいくことで喪明け後にはより多くのクレジットカードを持てるようになるでしょうし、住宅ローンを早期に組むためには活躍する1枚です。

4.使い方は他のクレジットカードと同じ

デポジット型とはいえ、枠内での利用であれば制限は一切なく、通常のクレジットカードと同じように扱えます。国際カードブランドもMastercardのため、国内、国外、幅広く利用出来ることでしょう。

なので面倒な公共料金の支払いなどもわざにコンビニに行かなくても、クレジットカード引き落としにすることも可能です。

その上、0.5%(200円につき1ポイント)の還元もあるので地道に使うことできちんと還元を得られます。

Nexus Card、デメリット

デポジットを事前に入金する必要があるため、現金が必要になるということ

何度も申し上げますが、事前に入金するためのデポジットが必要となるため、その分の現金が必要になります。
さらに、発行手数料550円と年会費1,375円の費用がかかります。

デポジット(枠)を超える利用は出来ない

当然ですが、デポジットした金額が枠となるので、それ以上に使うことは出来ません。
また、カード会社ではよくある一時的な枠の引き上げなどもありません。

多く使用したいのであれば、その分デポジットを増やす以外の方法はありません。

ETCカードは付帯されない

通常のクレジットカードでは旅行傷害保険からスマホ保証、各種優待などの優待サービスがありますが、残念ながらNexus CardにはそれはなければETCも付帯されません。

ETCカードを望まれる方は他サービスでデポジット型ETCカードなどもあります。


Nexus Cardが利用出来るまでの流れ

デポジット入金してから使用出来るようになること以外は、通常のクレジットカードと同じです。

申し込みからカード発行まで

申し込む前に、枠となる資金を用意しておきましょう。

申込ページから Nexus Card を選んで申し込みます。
この際、Nexus Card Select(非デポジット型)を選ばないように注意しましょう。

申し込みが完了すると、申し込み完了メールが届きます。

審査からカード到着、デポジットの入金まで

その後審査され、その間にネクサスカードより受電することがありますが、出るようにしましょう。
審査はおおよそ4~7日程度で、その後数日でカードが到着します。

カードが到着しましたら、その内容にしたがって3週間以内にデポジットの振り込みを行います。
振込確認には2~3日営業日を要しますので、急ぐ方は早めに対応するようにしましょう。

入金が確認出来たら、Nexus Cardが使用出来るようになります。

申し込みから使用できるようになるまでおよそ2週間程度というように考えておけば問題ありません。

なお、カード発行から3週間たってもデポジットを振り込まなければ無効となる場合がありますので、それに間に合いそうにない場合は事前に連絡するようにすると吉です。

 

最新情報をチェックしよう!

不動産問題の解決ノート

所有の賃貸不動産が満室にならず悩んでいる方、不動産投資を考えている方は必見!ぜひ一緒に理想の満室経営を目指して取り組んでみましょう。
他、入居者目線での不動産のあれこれを掲載中!

原則リンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は必要ありません。
リンクの設定をされる際は、「不動産の問題解決ノート」へのリンクである旨を明示ください。