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金融事故者の場合、家賃保証会社の審査が通るか徹底解説!

近年では、家賃保証会社を利用して賃貸借契約を締結することが一般的になりました。

しかし、中には家賃保証会社の審査が通るか不安、なんて方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げると、過去5年以内に金融事故を起こした、某保証会社を踏み倒したなどが無い場合は、ほぼ100%家賃保証会社の審査には通ります

今回の記事では、不安がある方は必見です。
通る方、通らない方、それぞれケースによる違いを解説します。

そもそも家賃保証会社とは?

家賃保証会社とは、保証会社が賃貸借契約の連帯保証を行う代行サービスです。
つまり、なんらかの事情により借主が家賃を滞納してしまった場合に、借主の代わりに保証会社が家主へ立替払いを行うものです。

2020年の民法改正以来、賃貸借契約時において、保証人をつける代わりに家賃保証会社を設定する不動産会社が当たり前となりました。

それによって、契約者も審査がスムーズに進むことになり、連帯保証人を探す必要のない契約者はもちろん、不動産管理会社、家主にもメリットが大きくなりました。

家賃保証会社の審査に通らない!?

保証人をお願いする必要がなくなったとはいえ、賃貸物件を借りたい方が肝心の家賃保証会社の審査に通らない方がたまにいます。

それにはどのような方が該当するのか解説します。

その家賃保証会社を踏み倒した過去がある場合

その場合は当然ですが、同じ家賃保証会社の審査を通過することは難しいでしょう。
その家賃保証会社内でのブラックになっており、この場合は代位弁済後の返済を行っても難しいと言えます。

金融事故を起こした過去がある場合

今まで家賃保証会社にお世話になっていなくても、過去5年以内に金融事故を起こしていると審査に通らないことがあります。
つまり、金融事故から5年経過すれば話は変わりますよ。という意味になります。

金融事故とは、クレジットカードや銀行のローン、消費者金融などのローンの債務を整理したり、もしくは破産、支払いを2か月以上にわたって滞納してしまうと金融事故者となります。

家賃保証会社には契約審査時に、信用情報を照会するところがあります。
2023年現時点では、下記4社の家賃保証会社です。

オリコフォレントインシュア(CIC)
エポスカード(CIC、JICC)
ライフ安心保証(CIC、JICC)
ジェイリース(JICC)

CIC(クレジットインフォメーションセンター)

主に、クレジットカードなどの割賦販売法に基づいたローン商品を取り扱う機関が加盟しています。

保証会社ではオリエントコーポレーション系のオリコフォレントインシュア、丸井グループのエポスカード、ライフカード系のライフ安心保証が加盟しています。

ということは、この場合、クレジットカードを長期延滞してしまった場合や携帯電話の分割支払いがあるにも関わらず携帯電話を飛ばしてしまったような場合には、ここの審査に通ることはかなり難しいといえます。
しかし、あくまでも長期延滞であり、1度や2度軽微な遅延を行った程度では全く問題ありません

JICC(日本信用情報機構)

主に、消費者金融など貸金業法に基づいたローン商品を取り扱う機関が加盟しています。

保証会社では大分に本社を置くジェイリースをはじめ、エポスカード、ライフ安心保証が加盟しています。

こちらの場合はアイフルやアコム、レイクなどの消費者金融系のローンを長期延滞してしまった場合には、ここの審査に通ることはかなり難しいといえます。

しかし、これもあくまでも長期延滞であり、1度や2度軽微な遅延を行った程度では全く問題ありません

自己破産や長期延滞を行った場合は難しい?

自己破産や長期延滞は、CRINというシステムから異動(延滞など)情報が共有されるため、信用情報機関に加盟する家賃保証会社の場合には、かなり難しいと言えます。

信用情報を照会しない家賃保証会社はある?

信用情報を照会しない家賃保証会社はあります

あくまでも信用情報機関に加盟している家賃保証会社は現在では、上述した4つの保証会社であって、その他の保証会社は信用情報機関に加盟していないので照会されることはありません。

日本セーフティー、全保連、フォーシーズなどがそれに該当します。

保証会社は不動産会社が指定してきます。信用情報に傷がある方は、それらに当たればラッキーだと言えます。

家賃保証会社の審査に通らないと部屋は借りられない?

基本的には保証会社の審査に落ちるとNGとなる結果が多いです。

しかし、不動産会社と取引している保証会社は通常1社なんてことはなく、何社かと取引しています。

こればかりは不動産会社によりますが、不動産会社が絶対に決めたい部屋だった場合や、申込者である借主の人間性を判断し、信用情報を照会しない家賃保証会社にリトライしてくれる場合もあります。

要家主との相談になりますが、初期費用に1年分~2年分の家賃を上乗せするなど相談することで保証会社を使わず、契約を進めてくれる不動産会社もあります。

あきらめずに思い切って相談してみるのも一つの手です。

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