注目キーワード

一人暮らしで1LDKは広すぎる?1LDKに住むメリットとデメリットは?

「広々とした1LDK、憧れるけど、一人暮らしにはちょっと広すぎないかな?」

そう思ったことはありませんか?

実は、この悩み、あなただけじゃありません。広々とした空間は魅力的だけど、家賃や光熱費が気になる、掃除が大変そう、なんて声もよく聞きます。

でも、ちょっと待って下さい。

1LDKは、ただ広いだけじゃないんです。
この記事では、そんなあなたの悩みを解決するヒントをたっぷりご紹介します。

さあ、一緒に理想の部屋探しを始めましょう!

1LDKとは?もう一度おさらいしておきましょう

間取りの一つである1LDKは、1つのリビング・ダイニング・キッチン (LDK) と、独立した寝室が1部屋ある間取りのことを指し、一人暮らしに適した広さと機能性を持つ間取りです。
LDKと独立した居室があることから生活空間にはメリハリをつけることが出来ます。

一方で、1LDKとはいえども、テレビドラマに出てくるような60㎡を超える大きな広い間取りも存在します。

1LDKの広さは?

一般的に、1LDKの広さは30~45㎡程度です。これは、畳数に換算すると18~27帖ほどになります。
ただ、これはトイレや浴室なども含めた専有面積、もしくは延床面積のことを指しますので、その程度の面積であればLDK自体はそこまで大きな部屋ではないので注意しましょう。

1LDKと1DKの違いは?

1LDKとよく似た間取りに1DKがありますが、こちらは1つのダイニングキッチン (DK) と、独立した部屋が1部屋ある間取りです。つまり、1LDKと1DKの違いは、リビングルームがあるかどうかです。

部屋数DKLDK
1部屋4.5帖8帖
2部屋以上6帖10帖

公益社団法人「首都圏不動産公正取引協議会」によれば上記のように定義されており、1DKは「1部屋+4.5~8帖未満のキッチンスペース」を持つ間取り、1LDKは「1部屋+8帖以上のキッチンスペース」を持つ間取りと考えることができます。
一方で、1DKと謳われていても4.5帖に満たないDKの場合は、厳密にいうと1Kということになります。
実際、このあたりは4.5帖未満で1DKっぽい作りをしていた場合は不動産会社も1DKと記載してしまっていることが大半です。

公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会とは、不動産広告の内容が正しいかどうかどうかを審査・調査している不動産業界の自主規…

 

1LDKと2DKはどちらが広い?

基本的には大体同じぐらいの広さだと思ってもらってOKです。
2DKは古い企画の間取りで、建物自体も古い物件である場合が多く、2DKの壁を一つ解体して1LDKにリフォームされていたりする部屋も多いです。
2DKで極端に大きな面積の部屋を見た事がないですが、1LDKではさらに上があります。家賃で比較すると1LDKは比較的最近になって多く増えたことから築年数も新しい物件が多く、同じ面積であったとしても1LDKのほうが家賃が高いと言えるでしょう。

一人暮らしで1LDKは広すぎる?

一人暮らしに必要な広さの目安

一人暮らしに必要な広さの目安は、最低20㎡が一般的ですが、快適に過ごすためには25㎡以上を推奨しますが、このあたりでは俗に1Kの間取りの平均になります。
1LDKの間取りの広さは、およそ30㎡を越えたぐらいからになります。

広さ帖数特徴
25㎡15帖一人暮らしに欲しい広さ
30㎡18帖LDKと寝室を十分に広く確保できる
35㎡21帖収納スペースやワークスペースも設けられる
40㎡24帖広々とした空間で快適に暮らせる
45㎡27帖ゲストルームや書斎など、用途に合わせて部屋を分けられる

1LDKの広さは、一人暮らしに必要な最低限の広さ快適に暮らすための広さという面でみると、その程度の平米数であれば特別に広すぎるということはありません
逆にこれより広い1LDKであれば、正直にいって広すぎるとも言えるでしょう。

ちなみに東京での単身向け物件では30㎡程度です。

一人暮らしで1LDKは贅沢か

一人暮らしで1LDKに住むことは、経済的な余裕やライフスタイルに応じて適切な選択肢となる場合がありますが、一般的には「贅沢」と捉えられることが多いです。

そもそも贅沢と言われる理由の一つに、まずは家賃の高さです。

 

平均賃料について

東京都

1LDKの平均家賃:12万円
1Kの平均家賃:8万円

他の道府県

1LDKの平均家賃:6~10万円
1Kの平均家賃:3.5~7万円

1LDKの広さや家賃は一人暮らしの平均を上回っており、経済的な余裕がある人にとっては快適な選択肢となりますが、前述した理由から贅沢と見なされることが多いです。
とはいえ、周りの意見なんかはどうでもよく、大切なのは自分に合った収支とライフスタイルにあった間取りを選択することです。

1LDKの4つのメリット

1LDKには、1Kや1DKと比べて次のようなメリットがあります。

1.リビングと寝室を分けられる

  •  生活にメリハリをつけられる
  •  来客用のスペースにも活用できる
  •  プライベート空間を確保できる

リビングと寝室とで分けられているため、生活にメリハリをつけることが出来ます。
着るものなどは寝室や、そちらのクローゼットに収納するでしょうから、キッチンで料理をしても臭いがつくことが防げますし、寝る部屋が別空間であれば精神的にもリラックスして寝ることが出来ます。

また、リビングは寝室よりも広く、日照や窓からの眺めが良い場合がほとんどです。お客さんがきても居心地よく過ごしてもらえることも!

何より1Rや1Kであれば、その部屋一つしかないため、仮に友達やお客さんが来ても生活のすべてが丸見えになってしまいますが、他に部屋がある1LDKの場合はある程度のプライベート空間は確保できると言えます。

2.収納スペースが多い

  •  LDKと寝室に収納スペースを確保
  •  荷物が多い方にもおすすめ

1LDKは比較的ここ数年に流行った間取りであるため、まず押入という部屋はかなり珍しいです。
寝室には大抵クローゼットがついており、家賃こそ上がるものの物件によってはウォークインクローゼット(歩けるほど大きなクローゼット)も付いている部屋もあります。

また、リビングそのものにも半間や一間収納があることもあります。

※一間(いっけん) = 約1.82m
つまり、昔からよくある押入サイズです。

3.友達や恋人を呼びやすい

  •  広いリビングでゆったり過ごせる
  •  ホームパーティなどにも最適

それなりの広さがあるリビングであれば開放感もあり、家具やインテリアを設置しても十分くつろぐことが出来、あなたのライフスタイルに合わせた部屋づくりが可能になります。
同時に友達や恋人も呼びやすい環境でもあります。

ただし、賃貸物件であれば騒ぎすぎには注意が必要です。

4.キッチンが広い

  •  自炊派の方におすすめ
  •  純粋に料理を楽しみたい方にも

LDK物件において、ミニキッチン(1200mm幅)が使われることは基本的にはありません。

築年数の浅い物件であればシステムキッチンになっていたり、カウンターキッチンになっているお部屋も多いので料理好きな方はもちろん、友達や恋人が来ていても一緒に料理をするぐらいのスペースがあります。
またそのようなお部屋であれば背にはダイニングボードが設置出来るお部屋が多いので、さらにこだわって自分が好きなキッチンにコーデすることが出来ますね!

1LDKのデメリット

一方で、1LDKには、1Kや1DKと比べて次のようなデメリットもあります。
逆にいうとデメリットがもろに当てはまりそうな方は後悔するきっかけになりかねませんので1LDKを選ぶべきではないかもしれません。

1.家賃が高い

  •  1Kや1DKと比べて家賃が高くなる
  •  予算をしっかり確認しよう

不動の1位である1LDK最大のデメリットは、家賃が高いということに尽きるでしょう。
ですので、経済的に余裕がない場合は選ぶべきではありません。

基本的には、手取り給料の1/3までが適正家賃と言われています。

東京都では、条例から1Kマンションの高層階に1LDKがあることが多いですが、高層ということもあり、それだけでも家賃は階下に比べても高い結果となります。

2.光熱費が高くなりやすい

  •  部屋が広い分、光熱費も高くなる傾向
  •  省エネ対策を意識しよう

広いリビングダイニングキッチン(LDK)を持つ1LDKは、冷暖房の効率が悪く、どうしても光熱費が高くなる傾向があります。
夏場の冷房はさておき、冬場の暖房についてはエアコンであればフル稼働する可能性もあります。

3.掃除の手間が増える

  •  部屋が広い分、掃除の手間も増える
  •  定期的な掃除を心がけるようにしよう

当たり前ですが部屋が広くなると、それだけ掃除する手間は増えます。
物が少ないと少しの移動とあとは掃除機、というだけで終わりますが、物が多いと結構大変です。

4.お部屋を持て余す可能性も?

  •  広い部屋を有効活用出来ない場合には持て余してしまう可能性も
  •  ライフスタイルにあった間取りを選ぼう

人によっては、せっかく寝室があるのに、LDKに設置したソファーで寝てしまう生活になるなど結局は1Kで良かった、なんていうことにもなりかねません。
一人暮らしで1LDKを検討する場合にはご自身の生活やライフスタイルにあった間取りを選ぶようにしましょう。

1LDKに住んだ感想と意見

1LDKに住んで良かった人の意見

良かった人の意見

東京都:30代・女性
★ リビングダイニングが広いため、友人を招いてホームパーティーを開ける。
★ 独立した居室があるため、仕事とプライベートを分けて過ごせる。
★ キッチンが広くて、料理がしやすい。


大阪市:40代・男性
★ リビングダイニングが広く、リラックススペースが充実している。
★ 収納スペースが多く、荷物をきれいに整理できる。
★ 日当たりが良く、明るい室内で快適に過ごせる。

日当たりに関して言えば、ベランダの方角によって異なりますが、広いリビングであれば採光する掃き出し窓も2つあることもあるので、実際に明るいと感じることは多いでしょうね。

1LDKが広すぎると感じた人の意見

広すぎると感じた人の意見

東京都:20代・男性
★ 家賃が高く、毎月の支出が大きいため、貯金がしにくい
★ リビングダイニングが広すぎて、使わないスペースが多い。


大阪府:30代・女性

★ 広いリビングダイニングキッチンの掃除に時間がかかり、週末の自由時間が減る
★ 光熱費が高く、月々の生活費がかさむ

広すぎたと感じた人の意見として、やはり毎月の支出が大きくなる掃除に手間がかかるということが圧倒的に多いようです。

東京都のデータとなりますが、参考にご覧ください。
光熱費や掃除時間については、日本全国どこにいても極端に変わるということはないでしょう。

間取り平均賃料(東京都23区)電気代の目安掃除時間の目安
1K8万円4,000~5,000円30分
1DK9万円5,000円~7,000円45分
1LDK12万円7,000~10,000円1時間

まとめ:実際、一人暮らしで1LDKは広すぎるのか?

結論から言うと、1LDKは一人暮らしにおいて広すぎると感じる人が多いのは事実で、家賃や光熱費の負担、掃除の手間が大きなデメリットとなります。また、1LDKは一般的な一人暮らしの平均を超える広さと費用を持つため、贅沢と感じることもあります。これらの要素を考慮して、自分のライフスタイルや予算に合った住居選びを行うことが重要になります。

一人暮らしで1LDKを検討している方は今一度、重要な次のポイントを理解してみましょう。

  •  一人暮らしに必要な広さは25〜30平方メートル。
  •  1LDKの広さは30〜45平方メートルで、一人暮らしには広すぎると感じることがある。
  •  東京都23区内の1LDKの平均家賃は12万円、1Kは8万円。
  •  1LDKは家賃や光熱費が高く、掃除の手間も増える。
  •  自分のライフスタイルや予算に合った住居選びが重要。
最新情報をチェックしよう!

不動産問題の解決ノート

所有の賃貸不動産が満室にならず悩んでいる方、不動産投資を考えている方は必見!ぜひ一緒に理想の満室経営を目指して取り組んでみましょう。
他、入居者目線での不動産のあれこれを掲載中!

原則リンクフリーです。リンクを行う場合の許可や連絡は必要ありません。
リンクの設定をされる際は、「不動産の問題解決ノート」へのリンクである旨を明示ください。