- 部屋に染み付いた犬の臭いを消したい!どうしたらいいんだろ。
- これからお客さんがくる!とりあえず臭いが気にならないようにしたい!
- 臭い対策のための方法を知りたい。
犬との暮らしは喜びも多きものですが、時には「部屋の犬臭さ」に頭を悩ませることも。
特に来客前や部屋に長時間いるとき、気になるその臭い、どうにかしたいですよね?
今回の記事では、日常的なお手入れから専用の消臭剤の活用まで、今すぐ実行できる簡単なテクニックを紹介します!
この記事を読めば、あなたのお家もすぐに爽やかな空間に変わるかもしれません。
ペット臭が気になったのであれば、この機会に臭い対策を始めましょう!
犬のニオイはどこから発生する?
犬を飼育されている方の大半はご存じかと思いますが、念のため。
犬のニオイは主に体臭、口臭、耳の汚れ、お尻周り(肛門腺)、そして排泄物から発生します。
犬の体からのニオイの発生源は複数あり、以下の点が主要な原因です。
犬の臭いの発生原因
- 体臭
犬は皮脂腺と汗腺から分泌される分泌物によって特有の体臭があります。犬種によっては少ないものもありますが、適切なグルーミング(毛づくろいやブラッシング、シャンプー)と食事の管理で軽減が可能です。 - 口臭
犬の口臭は、人間と同じように歯周病や内臓疾患が原因で発生することが多いです。特に歯石や歯周病は口臭の一般的な原因です。ですので、定期的な歯磨きや動物病院による歯のクリーニングが効果的です。 - 耳の汚れ
耳の中の細菌や酵母の増殖が原因で発生する臭いです。耳垢が多い犬では特に注意が必要です。とはいえ、定期的に耳掃除することで臭いは軽減出来ます。 - 肛門腺の分泌物
犬の肛門腺からの分泌物は非常に強い臭いを持ち、これが体に付着することもあります。もちろん肛門周辺をケアすることで臭いは軽減出来ます。 - 排泄物
尿や便によるニオイは、特に屋内で飼われている犬において問題となります。この場合は、速やかに排泄物を処理して、清潔に保つことが臭いの抑制につながります。
犬のニオイはさまざまな体の部分から発生し、それぞれ異なる対策が必要です。
では、本題に入っていきましょう。
【リビング・部屋編】犬のにおいを効率よく消す方法
【基本】こまめな換気、キッチン換気扇などは24時間稼働で空気の入れ替えを行う
あまりに換気していないと、家を少し留守にして戻れば部屋にペットの臭いを感じるはずです。
こまめに窓を開けて換気をして、ペット臭を部屋から追い出すように心がけましょう。
キッチンの換気扇などは24時間回しっぱなしにしていても電気代は知れています。
賃貸物件に限らず、戸建てでも24時間換気があればぜひ開けるようにしておきましょう。
こうすることで、カビの発生や更なる悪臭も同時に防げます。
犬が使う毛布やタオルを定期的に洗濯する
毛布やタオルは犬の皮膚と密接に接触するため、皮脂、汗、皮屑、そして汚れが蓄積しやすくどうしても俗に言うペット臭が付着します。また、これらの蓄積物は、ニオイの原因となる細菌の増殖にもってこいの環境になります。
ですので犬をはじめとするペットが使用する毛布やタオルの定期的な洗濯は、ペット自身の快適さと健康を保つだけでなく、家庭内の環境の質を向上させる効果的な手段の一つです。
一方で、ペットが使う毛布やタオルなど洗濯する場合には、人間が使う柔軟剤などを使用することは控えるようにしましょう。
そもそも人間にもよくないと言われる化学物質を含んだ香料がふんだんに使用されており、ペットにとっては多くのストレスを感じることになります。
そのようなことから洗濯時にはペット用の安全な洗剤を使用することをお勧めします。
犬のトイレ周りを清潔に保つように心がける
犬のトイレ周りを清潔に保つことは、それこそ家庭内の衛生を維持し、悪臭を防ぐために非常に重要なことは飼い主としては十分に分かっていることと思いますが、、
犬のトイレは、尿や便による強い臭いが発生しやすい場所であり、これらは細菌やカビの成長を促す場所でもあります。また、不衛生なトイレは、犬の健康はもちろん、飼い主にも悪影響を及ぼします。
トイレをこまめに掃除し、週に一度の消毒をすることで、家のペット臭を顕著に改善できる場合が大半です。
ソファーはスチームクリーナーを使おう!
ソファーの臭い取りにスチームクリーナーを使用することは、深部からニオイを除去し、家具を衛生的に保つのに効果的です!
スチームクリーナーは高温の蒸気を利用して掃除するため、化学洗剤を使用せずに99.9%(ほんとか?笑)の細菌やダニを除去できるとされており、ソファーに染み付いたペットの体臭や汚れも効果的に取り除きます。
実際に驚くほど臭いが取れますし、化学洗剤を使わないため人間、ペットには悪影響が少ないのもメリットの一つ。
しかし、一方で革製品や麻、合成繊維のソファーだと色落ちや変形など、材質が一気に劣化するのでその場合はスチームクリーナーの使用は控えましょう!また、犬にしても、特にネコの場合の尿臭については臭いこそとれるものの、黄ばみが余計に増すなどが考えられますので同様に控えましょう。
いずれにしてもスチームクリーナーを用いたソファーの掃除は、ペット臭対策には非常におすすめです。
フローリングについた犬のおしっこの臭いを消す方法
市販の専用洗剤で洗浄する
市販とはいえ、専用洗剤は、効果的で手軽に実行できる一般的な方法です!
市販の洗剤の多くは、特定の汚れやニオイに対する効果が研究され、製品開発されています。
ペットのおしっこの臭いに特化した洗剤は、尿の成分を分解し臭いを中和する化学物質を含んでいるため、特に効果的です。
化学物質というと不安がありますが、専用洗剤は犬が舐めても問題がないようです。
最も簡単で経済的にも助かりますね。ただその一方で、製品選びの際は、ペット用と明記されたものや、尿臭に特化した洗剤を選びましょう。
適切な洗剤使用での掃除によってフローリングは清潔に保たれ、室内環境も改善されます。
クエン酸で消臭する
クエン酸といえば、水回りの清掃時によく使用しますよね!それをフローリングにあてるというものです。
フローリングであれば少々の液体を使用しても大丈夫です。
クエン酸水溶液の作り方
スプレーボトルを用意し、水200ccに対してクエン酸を小さじ1杯入れる
それ以上は入れすぎなので注意してください。
上記で作ったクエン酸水溶液を、臭いを発している箇所に吹き付け、よく拭き取るだけで臭いはおおよそ緩和します。
クエン酸なので、環境にも財布にもペットにも優しいですよね。
クエン酸は有機酸で、その弱酸性の性質により、アンモニアなどのアルカリ性の臭い成分を中和する効果があります!
市販の消臭スプレーを使用する
市販の消臭スプレーであれば即効性があります!
例えば、お客さんがきた場合などには一先ずこれで対応するしかありません!
そのスプレーもペット用の専用スプレーにしてください。
スプレーの最大のメリットは、迅速かつ手軽に消臭を行えることです。
市販の消臭スプレーは、特定の化学成分を含んでおり、これらが臭いの分子と反応して消臭する作用があり、なにより短時間で臭いを消すことが出来ます。
ただし、この場合は根本的な解決に至るわけではないので、上述したケアを行うようにしましょう。
犬、ペット臭を消す際の注意点
香りで臭いを消そうとせず、根本的なケアを
犬やペットの臭いについては、香りで臭いを誤魔化すのではなく、根本的なケアを行うことが必要です。
香りで臭いを誤魔化すという方法は一時的な解決に過ぎませんし、長期的に見るとやはり犬の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのためにはやはり定期的な掃除、グルーミングなどの適切なペットケア、無香料または自然成分の製品の使用をおすすめします。そうすることで、犬はもちろん、人間の健康も守ることが出来ます。
臭いケアグッズはペットOKのものを使う
犬の飼育において、臭いケアグッズはたくさんありますが、犬、ペットに安全なものを選ぶようにしましょう!
これは、一般的な消臭剤や清掃用品が含む化学物質がペットにアレルギー反応や他の健康問題を引き起こす可能性があるためです。
ある犬の飼い主が普通の家庭用消臭スプレーを使用していたところ、その犬が皮膚の赤みとかゆみを発症しました。そこでペット専用の消臭製品に切り替えたところ、明らかに症状が改善されました。この事例から、ペット用製品の重要性が明らかというケースもあります。
犬の臭いケアにおいては、犬に優しい製品の使用が必須です。これには、ペット用に特化した消臭剤やクリーニング製品が含まれます。製品選びの際には、成分リストを確認し、可能な限り自然由来の成分が含まれているものを選ぶようにしましょう。そうすることでペットの健康を守りながら、効果的に臭い問題を解決することが可能になります。
犬、ペットの臭い予防に対するまとめ
犬やペットの臭いを防ごうと思えば、まずは根本を見つけて、まずはそこから解決しないといけません。
犬のニオイは体臭、口臭、耳の汚れ、肛門腺の分泌物、および排泄物から発生します。これらのニオイを効果的に管理するためには、適切なグルーミング、食事管理、定期的な歯のクリーニング、耳掃除、排泄物にいたっては迅速な処理が必要です。
また、使用する消臭製品はペットに安全なものを選び、化学物質を含む一般的な消臭スプレーの使用は避け、臭いの根本的な原因に対処することが重要です。
特に重要なポイント
- グルーミングと食事管理: 犬の体臭を抑えるために定期的なブラッシングとバランスの取れた食事が必要。
- 歯と耳のケア: 口臭と耳の汚れは定期的なケアで予防可能。
- 安全な消臭製品の使用: ペットに優しい成分を含む消臭製品を選び、化学物質の使用を避ける。
- 迅速な排泄物の処理: 尿や便は速やかに掃除し、ニオイの蓄積を防ぐ。