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【賃貸】申し込んだら2番手と言われた。物件は契約出来そう?勝てる見込みは?

  • 大学進学のために部屋探し、良い物件を見つけたが2番手と言われた
  • 2番手と言われた場合、他の部屋も抑えられる?
  • めっちゃ良い部屋だったけど1番手に勝てる方法はないのだろうか

2番手予約ということは、1番手がおり、現状では不利な状態ということです。

歩が悪い2番手ですがその後どうなる流れが一般的なのか解説していきます。

確かに現状不利ですが、可能性はゼロではありません。ただし、油断は禁物です。

そもそも2番手予約とは?

2番手予約とは、申し込みの予約が2番目ということや、入居審査の優先順位が2番目という意味になります。
3番手であれば、3番目ということです。

不動産業界ではこのように番手性というものがあります。
もちろん1番手が圧倒的有利にはなりますが、必ずしも2番手だからダメ、3番手だからダメということはありません。

ちなみに、僕の知る限りでは5番手で予約して契約した方もいます。
その物件は軽量鉄骨の新築で設備は分譲マンション並の賃貸マンションでしたが、これは学生でした。
この場合は、4番手までの方が全員試験に落ちました。

2番手、3番手が絶対勝てないというケース

賃貸の申し込みは例外なく先着順です。

1番手の方に問題がなく契約に至れば2番手、3番手予約の方は無効となります。

1番手内見者が「ちょっと考える」などで検討している間に、2番手内見者が先に申し込みする場合はそもそも1番手の予約は成立していないため、2番手内見者の申し込みが優先されます。
このような事例は2月、3月の土日で忙しい不動産会社などではよくあります。

繰り上がり、賃貸契約が出来る場合の条件

結論から言えば、1番手がいた中で賃貸契約が出来る場合は下記のようなケースです。
いずれの場合も不動産会社に問い合わせたところで、可能性は何%!というように言い切れるようなことではありません。

やんちゃな不動産会社は、予約を受け付けていても、契約優先!と先に契約したもの勝ちとそそくさと決めてしまう場合もあるようですが、そのような不動産会社は正直やり方がまずいので、入居後や退去時の対応に不安が募ります。

何らかの理由で1番手がキャンセルをした

この場合は、無条件で繰り上がります
1番手がキャンセルした場合は、すぐに不動産会社から連絡が来ることでしょう。

ただ、一般物件でキャンセルするということはそう多くはないので、あまり期待しないほうが良いです、正直。

例外として、大学進学のための申し込みであればキャンセル率は高くなります。
よくあるのが学生街など学生向け物件が多く並んでいる街では、学生向けハイグレードな新築物件では3番手まで予約がつくことがあります。

大学受験の倍率が2倍であれば、約半数が試験に落ちることになるので2番手で予約したとしても約半分の確率で繰り上がる可能性があります(もちろんご本人が合格した場合に限りますが。)

1番手が入居審査に落ちた

1番手が入居審査に落ちてしまった場合は繰り上がります

このケースでいうと大体は家賃保証会社の審査に通らなかったということが大半ですが、稀に何らかの理由で契約するのに必要以上に時間が掛かったりすると、これ以上は待てないと不動産会社側の入居審査で落とされたりします。

近年では保証会社の審査に通らず落ちるという方が増えてきています。

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1番手の結果が分かるまでの期間はどれぐらい?

1番手の予約がいつまで有効なのかにもよりますが、長くても1週間程度です。
基本的に予約、もしくは押さえが出来る期間は3日程度であり、それ以上に時間がかかる場合だとその押さえは無効となり、不動産会社のほうがキャンセルを行い、2番手の方に連絡を行うことになります。

ただし、大学入試の合格前予約の場合は、結果発表の当日以降でないと分からないため、1週間とは限らず、その合格発表日までとなります。
大学合格発表の日には不動産会社の方からおおよそ連絡が来るはずです。

知らない番号だから出ないなどはやめて、その連絡は必ず取れるようにしておきましょう
気が早い不動産会社であればその電話から1、2日折り返しがなければ自動キャンセルとなり、3番手に回ってしまう可能性もあります。

2番手、3番手予約の場合、他の予約は受けてくれる?

つまり、保険としての予約という意味ですね。
不動産会社にもよりますが、受けてくれることのほうが多いでしょう。

特に大学試験予約であれば、大抵受け付けてくれるはずです。

ただ、第一希望物件に3番手予約であったとしても、他に気に入った2番手予約やさらにそれについで保険予約まではやってくれないと思うので、2番手だろうと3番手だろうと、もう一物件のみの予約というのがデフォルトになるでしょう。

そもそも2番手にならないように部屋探しを始めるべき!

2番手になるような時は、そもそも部屋探しを始める時期が遅いです。
急な赴任が決まった場合などをのぞいて、大学受験などでは合格発表後ではなく、試験日の不動産会社にはたくさんのお客さんが詰め寄ります。
試験の際に、すでに内覧を済ませて仮予約などをしておくことで2番手を避けることが出来ます。

不動産業は2~3月が最も繁忙期を迎え、大学試験の前期試験日、前期試験合格発表日には忙しいお店は特に忙しいです。
秒単位で決まるといっても過言ではないほど状況は変化するので、後悔しないようにするにはとにかくスピードが大事です。

早い段階で探すと、その分部屋もたくさん残っています。

気になった物件はとりあえず内見、申し込みを行う

繁忙期の中でも、特に繫忙日は悩んでいる間に他所で決まってしまう可能性があります。

立地、設備、家賃、間取り、これらの条件がおおよそ理想だったのであれば申し込んでも基本的には後悔は少ないはずです。
とにかく繁忙日は悩む暇があったら申し込みを済ませましょう。

ただし、内見をしないで申し込みを行うことはやめましょう
面倒でも、交通旅費はかかっても、内見を行いましょう。
よくあるのが写真で見た雰囲気と全然違っていた、写真より部屋が狭かったというケースが多いです。

不動産会社もよりよくお部屋をアピールするために、少し広角レンズのカメラを使うことが多いです。
そうなれば実際部屋をみたら、写真より狭いと思うこともあるかもしれません。
その他、内見時には採寸も一緒に出来るため、どのような冷蔵庫が置けるのかというのも大体把握できます。
あわせてコンセントの位置やTVアンテナの位置なども確認しておくとよいですね。

当日でも決められるように必要書類を準備しておく

大抵の不動産会社であれば、まずは入居申込書に記入することで申し込みを完了出来ますが、中にはその場で本人確認の書類や採用通知書、所得証明書などが必要とされる場合もあるので事前に準備しておくとその場で決められるためバッチリです。

不動産会社は基本的にはコピーを徴収ので原本であってもコピーのどちらであってもかまいません。
また、原本が自宅にあるのであれば「帰ったらすぐ送ります!」といって、写真をとってメールで送るなどでも対応して頂けるでしょう。

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